この度、第26回日本小腸移植研究会を開催させていただくこととなりました。
本邦においても小腸移植の臨床例が増加しつつありますが、成績向上のためには、まだまだ多くの課題が残されています。今回はテーマとして「小腸移植におけるBreakthrough」と題し、基礎研究についてスポットを当ててみたいと考えています。また、前回に引き続き小腸移植医療をintestinal rehabilitationの一環と位置づけ、腸管不全患者に対する包括的な治療に関して広く演題を募集します。
初めての企画として、本学のピッグセンターにおいて、ミニブタを用いたウェットラボを前日に開催します。小腸移植を目指す若い先生方に有用な企画にしたいと思っておりますのでふるってご参加ください。
教育講演は小腸移植に関する多くの基礎研究を展開されておられる、本学小林英司教授にご講演いただきます。また、臨床小腸移植に関するシンポジウムを企画しています。
ランチョンセミナーは、「小腸移植患者の長期生着における諸問題」について、経験の多い先生にお願いしております。
今回、とちぎで会を開くにあたり、明日からの臨床に直結した議論と、その問題の解決につながる基礎研究の発展に寄与できる活発な研究会になりますよう祈っております。みなさん、ふるってご参加ください。